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税務調査の裏事情

調査官の評価

2013/05/19

「調査官には追徴税額のノルマがないのであれば、
あんなに無理やり追徴税額を課そうとしなくてもいいのに・・・」
社長がこう思うのも当然でしょう。


 さて、これにはノルマ以外のカラクリがあるのです。
税務調査で調査官は件数のノルマを負っているのですが、
実は「評価」は別に行われています。

 
 調査官も公務員というサラリーマン。他の国家組織と違うのは、
完全な年功序列で昇進昇格するのではない、ということです。


 調査官は、今まで担当した税務調査でどれだけの増差所得
(税務調査前と後で、利益の金額がどれだけ変わったのか)で
評価されており、その金額が大きければ大きいほど昇進昇格が
早くなり、出世できるのです。


 実際に国税組織では、明らかに年下の上司(統括官といいます)が、
年上の部下(調査官)を使っているのを目にすることができます。

出世の早い調査官は、今まで多額の増差所得を発見し、課税してきたのです。

 

 調査官の評価はもう1つあります。それは「不正発見割合」です。

簡単にいうと、悪いことをしている=脱税している会社を見つけた割合
なのですが、具体的には、重加算税を課した割合です。

税務調査を10件行い、3件重加算税を課したとすると、
30%の不正発見割合ということになります。

この不正発見割合が高い調査官も評価され、早く出世することができます。

 

ここで注意が必要なのですが、出世に燃える調査官ほど、
無理やりでも誤りを発見したり、特に不正を発見しようとします。

しかし、実際には誤りがなくても「これは経費にできませんね」
「これは売上の計上時期がズレていますね」と平気で言ってくる
こともあります。

本当に誤りがあるのであれば、当然修正すべきですが、
誤りもないのに無理やり指摘してくることに対しては、
断固として反論すべきです。


 また昔から、「税務調査ではお土産が必要」と言われます。
お土産とは、税務調査で何も誤りがない場合に、調査官としては
税務署に帰りづらくなってしまうので、わざとこちらから誤りの箇所
を調査官に教えてあげる、また本当は間違っていないのに、
修正申告をしてあげる行為を指しています。


 確かに調査官は、誤りを見つけて評価されているわけですから、
確かに何も誤りを発見できなければ、気まずい思いをしているのでしょう。

しかし、これでは何のための税務調査かわかりません。

調査官の評価など気にする必要はありません。
お土産を渡すことなど考える必要などないのです。

 

プロフィール

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会社設立と銀行融資のプロ!

      石田 雄二

  (税理士、行政書士、CFP)
 

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